20年前の10000円は現在では5000円

前回、前々回の記事でガソリン代から換算すると20年前の10000円は現在の5000円分の価値しかないという記事を作成しました。

お金の価値が半分になるって非常に怖いことですよね。

で、今回はそんなガソリン代価格の高騰に負けないお金の記事について書いていこうと思います。

内容については前回同様細かい数値ではなく平均的な数値をベースに算出しています。

結局は積み立て投資をするのが一番

結論から言ってしまうと積立投資をやりましょう、ということです。

まぁ、積立でなくてもいいのですが。

結局投資かよ、と思う人もいるかもしれませんが結局は投資なんです。

ガソリン代は年々上がり続ける

前提としてガソリン代は過去記事と同じく以下の価格で値上がりするものとして計算していきます。

ガソリン価格としては

・20年前を2000年として80円

・現在を2020年として160円

・計算期間は20年間

・価格差は80円なので年間4円ずつ上昇した

という計算です。

では、投資については2000年に10000円を投資したとシミュレーションしていきます。

投資シミュレーション

で、20年前は80円だったガソリン代が現在は160円。

これだけで20年前の10000円が5000円の価値しかないということが分かります。

これは年間4円ずつ上がることとなりますが、それに対して投資を行った場合は年間の金利が5%で計算していきます。

そんな状況で10000円を2000年に投資した時に20年後にはいくらになっているかを見ていきます。

投資シミュレーション表

・初期投資額：10000円

・年間平均利益：5%

・年間ガソリン代上昇量：4円

年度	ガソリン代	投資金額	年間獲得利益	年間利益率	2000年に投資しなかった時の差額	総利益で入れられるガソリン量
2000	80 円	10000 円	500 円	5.00%	0 円	125 リットル
2001	84 円	10500 円	525 円	5.25%	500 円	125 リットル
2002	88 円	11025 円	551 円	5.51%	1025 円	125 リットル
2003	92 円	11576 円	579 円	5.79%	1576 円	126 リットル
2004	96 円	12155 円	608 円	6.08%	2155 円	127 リットル
2005	100 円	12763 円	638 円	6.38%	2763 円	128 リットル
2006	104 円	13401 円	670 円	6.70%	3401 円	129 リットル
2007	108 円	14071 円	704 円	7.04%	4071 円	130 リットル
2008	112 円	14775 円	739 円	7.39%	4775 円	132 リットル
2009	116 円	15513 円	776 円	7.76%	5513 円	134 リットル
2010	120 円	16289 円	814 円	8.14%	6289 円	136 リットル
2011	124 円	17103 円	855 円	8.55%	7103 円	138 リットル
2012	128 円	17959 円	898 円	8.98%	7959 円	140 リットル
2013	132 円	18856 円	943 円	9.43%	8856 円	143 リットル
2014	136 円	19799 円	990 円	9.90%	9799 円	146 リットル
2015	140 円	20789 円	1039 円	10.39%	10789 円	148 リットル
2016	144 円	21829 円	1091 円	10.91%	11829 円	152 リットル
2017	148 円	22920 円	1146 円	11.46%	12920 円	155 リットル
2018	152 円	24066 円	1203 円	12.03%	14066 円	158 リットル
2019	156 円	25270 円	1263 円	12.63%	15270 円	162 リットル
2020	160 円	26533 円	1327 円	13.27%	16533 円	166 リットル

少し分かりづらいですが2000年はガソリン代80円で125リットル入れられたのに対して、投資を20年間続けて利益額を含めた金額でガソリンを入れるとガソリン代が160円なったとしても166リットル入れられるという結果になりました。

そして10000円を2000年に投資して平均5%ずつ利益を得ることができたら10000円が26533円になるという事です。

投資をしなかった場合は10000円のままなので最終的に約165%もの違いがでるのです。

投資していない状態で給油をした場合は63リットル、投資をしていた場合は166リットルと100リットル以上の差となります。

この差はすさまじいものがありますね。

80円を基準として考えると2020年はガソリン代が160円になっているので、投資をしなかった場合は10000円の価値は50%、投資をしていた場合は265%と200%以上の差となります。

これが63リットルと166リットルの差です。

投資が如何に大切かという事が分かりますね。

もちろん年により上がり下がりがあるので年間利益率が20%の年もあれば、-20%の年もあるでしょう。

長期投資をしているとその平均が大体5%～7%と言われているので今回は平均利益率が5%として算出しました。

そして最近よく聞くFIREの4%ルールも確かこの平均利益率に基づいて出されていた気がします。
（しっかりと調べていないので間違えている可能性があります）

使うお金が4%で入ってくるお金が5%であれば1%の年間利益が出るから、ということですね。

今回はここまで。

今回は小難しい計算がいっぱい出てきたので次回一つ一つの計算式とその概要について解説していきます。