YMM4 AIテキスト生成のやり方の解説Part2【ver4.16.0.0 追加機能】 ~ YMM4の使い方を分かりやすく解説 ~ #272

YMM4

今回もver4.16.0.0で複数追加された機能の一つである「セリフの続きをAIに考えてもらう機能」について解説していきます。




ver4.16.0.0の追加機能

ver4.13.0.0はかなり大幅なアップデートが行われました。

そこで追加された機能は多数あり、小さいものから大きいものまであります。

その中で使えそうな機能の解説をしていきます。

アップデート内容はページ下部にまとめています。




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「AIテキスト生成」

「AIテキスト生成」は今回新たに追加された機能の一つでその名の通り今までのボイスアイテムから次のセリフを自動で考えてくれるものとなります。

CHAT GPTやBing AIといったAIを使用した文章生成の技術を使ったものと思われます。


今回はそんな「AIテキスト生成」の「参考にするセリフ数」「モデル」について解説していきます。

(今回はCHATGPTを使用しての解説となります。)

「参考にするセリフ数」

「参考にするセリフ数」は今までのセリフから次のセリフを自動生成するために参考にするセリフの数です。

(「セリフを生成するときに参考にする台詞の数。この数を大きくするほどAIに動画の文脈が伝わり、より良いセリフが生成されます。ただし、数字を大きくすればするほどAPI使用料金が嵩みます。」という注意書きが表示されます。


なお、公式に以下のヘルプがあります。

AIにセリフの続きを考えてもらう
テキスト補完機能 タイムラインのボイスアイテムの内容を元に、セリフの続きを考えてもらう機能です。利用にはOpenAIのAPIキーが必要です。 初期設定 OpenAIダッシュボード を開き、APIキーを取得する OpenAI…


「モデル」

「モデル」は設定したCHATGPTのバージョンを指しているものと思われます。

あまり違いが分からなかったのでデフォルトの「gpt-3.5-turbo」のみ解説していきます。




「AIテキスト生成」の機能を使おう

1-1.今回はAIテキスト生成の必要な初期設定について解説してきます。

AIテキスト生成2




1-2.「セリフ自動生成」は「設定」の「AIテキスト生成」から設定できます。

AIテキスト生成_設定




1-3.「参考にするセリフ数」はその名の通り過去に生成したセリフから次のセリフを考えるために何個前までを参考にするかというものになります。

(今回はデフォルトの「20」でセリフ生成しています。)

AIテキスト生成_参考にするセリフ数


AIテキスト生成_参考にするセリフ数_挙動




1-4.「モデル」は使用するCHATGPTのバージョンを設定する機能となります。しかし自動生成は都度行われるので変更したとしてもあまり違いは分かりません。





今回はここまで。

次回も「セリフ自動生成」について解説していきます。




ver4.16.0.0のアップデート内容(引用)

■2023/05/01 v4.16.0.0
追加

  • Enterキーで改行できるようにした(テキスト欄を右クリック → 改行モード → Enterキーで改行)
  • 動画の出力中はスリープを抑制するようにした
  • エフェクト欄の右クリックメニューに「テンプレートとして保存」「削除」を追加
  • 「最近使ったファイル」「最近のプロジェクト」「テンプレート」メニューでDeleteキーを押して項目を削除できるようにした
  • 「連番PNG+WAV出力」を実装(ファイル(F) → 動画出力(V) → 全般 → 動画出力 → 連番PNG + WAV出力)
  • 「その他のファイルのみ」を実装(ファイル(F) → 動画出力(V) → 全般 → 動画出力 → その他のファイルのみ)
  • 連番PNGの読み込みに対応(動画アイテムのファイル選択ダイアログで「動画ファイル(.mp4;.avi;…)」を「すべてのファイル(.;)」を変更し、連番PNGを選択)
  • ボイスアイテムを元にテキストアイテムを作成できるようにした(ボイスアイテムを右クリック → ボイスアイテムの字幕をテキストアイテムとして分離)
  • ボイスアイテムを元に表情アイテムを作成できるようにした(ボイスアイテムを右クリック → ボイスアイテムの表情を元に表情アイテムを作成)
  • キャラクターごとに切り替えようショートカットキーを設定できるようになった
  • セリフの続きをAIに考えてもらえるようになった
    1. ファイル(F) → 設定 → AIテキスト生成 → テキスト生成ボタンを表示 を有効化
    2. OpenAI Chat API → APIキー に、OpenAIのAPIキーを入力
    3. タイムライン下部の「ここにセリフを入力」欄右側のロボットボタンをクリック
  • テキストの幅が一定以上になったら自動的に折り返し(改行)できるようにした(テキスト → 折り返し で単語単位で折り返し。テキスト → 折り返し幅 で折り返しを始める幅を指定)
  • 韓国語に対応(翻訳率50%程度。設定 → 全般 → 全体 → 言語 → 翻訳に参加 から翻訳に参加できます)
  • セピアエフェクトのかかり具合を変更できるようにした
  • セピアエフェクトの各項目をアニメーションできるようにした
    修正
  • テキストのBaselineが0.8に固定されている問題を修正
  • テキスト欄にフォントや色が適用されないことがある問題を修正
  • 動画出力時、音量の最大化が有効かつ音割れ対策がオフの場合、音量が小さくなることがある問題を修正

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