セルの位置を指定するとは?
今回はセルの位置を指定する方法を解説していきます。 位置を指定というといまいちピンとこないかもしれませんが、 ・セルに文字を書くとき ・セルに既にある文字を修正したいとき ・セルの背景色を変えたいとき これらをしたい時には対象のセルを選択して、そのセルに対して上記の操作を行いますよね。 セルの位置を指定する、というのは 対象のセルを選択 するということです。 このセルの位置を指定するということはVBAで今後様々なプログラミングを作成していく時に使うことが多いのでぜひ覚えましょう。 それでは、はじめていきましょう。 段階を踏んで、手順通りにやっていけばきっと大丈夫!A3セルを選択する
今回の目標:Range()でA3セルを選択する

ここから実践
1.開発タブのvisual Basic Editorをクリックしましょう (Alt + F11のショートカットでも表示させられます) 開発タブが表示されていない方は【Excel VBA超初心者】~開発環境の準備~を参考にしてください 2.メニューバーの挿入タブをクリックしましょう 3.挿入メニュー内の標準モジュールをクリックしましょう 4.エディターの1行目にSub Rangeでセル選択()と入力し、入力が完了したらエンターを押しましょう 5.そうしたら3行目にEnd Subと自動で入力されます 6.ここまではダイアログボックスの回でもやったので問題ないですね 7.2行目に Range(“A3”).Select と入力してください 8.入力が完了したらエンターキーを押してください 9.入力が完了したらツールバーの再生ボタン「▶」をクリックしてください 再生ボタンはメニューバーの「挿入」の右斜め下にあります。 (見つけられない場合はショートカットキーのF5キーで実行してください 10.A3セル選択されていれば成功です 11.RangeでA3セルを選択するのは以上です!解説
Excel VBAのSelectとは、指定したセルの位置をアクティブにするということです。 アクティブというのは選択されているセルを編集できる状態ということです。 (厳密には違いますが) 今回はA3セルをアクティブにするよ、とRange(“A3”)を使って明示的に命令を出しているということになります。B5セルを選択する
今回の目標:Cells()でB5セルを選択する

ここから実践
1.開発タブのvisual Basic Editorをクリックしましょう (Alt + F11のショートカットでも表示させられます) 開発タブが表示されていない方は【Excel VBA超初心者】~開発環境の準備~を参考にしてください 2.メニューバーの挿入タブをクリックしましょう 3.挿入メニュー内の標準モジュールをクリックしましょう 4.エディターの1行目にSub Cellsでセル選択()と入力し、入力が完了したらエンターを押しましょう 5.そうしたら3行目にEnd Subと自動で入力されます 6.ここまではダイアログボックスの回でもやったので問題ないですね 7.Cellsの使い方がまだイマイチという方は以下のページで詳しく解説していますので、ご参照ください。解説
今回はB5セルをアクティブにするよ、とCells()を使って明示的に命令を出しているということになります。 CellsはCellsのページで詳しくお伝えしていますが、今回は下方向に5セル進み、右方向に2つ進んだためB5セルが選択されたということになります。■今回はここまで■
今回のコード一覧
自分でコードを書いてエラーが発生してしまったら、以下のコードと比較してエラーを解消しましょう。 ※半角スペースが「=」の前後に入っているので注意してくださいSub Rangeでセル選択() Range(“A3”).Select End Sub |
Sub Cellsでセル選択() Cells(5, 2).Select End Sub |
エラーの場所がわからない
どうしてもエラー箇所が分からないという方がいましたら、2つのテキストの差異を視覚的に教えてくれるWinMergeというソフトがあるので、それを使って上記のコードと自身が書いたコードを比較してみることをお勧めします。 WinMerge:WinMerge - You will see the difference…
WinMergeは、オープンソースのWindows用比較・マージツールです。WinMergeは、フォルダとファイル両方が比較でき、理解しやすく扱いやすいテキスト形式で差異をビジュアルに表現します。
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