セルの位置を範囲指定するとは?
今回はセルの位置を範囲指定する方法を解説していきます。 位置を範囲指定というと、 ・範囲指定したセルの背景色を変えたいとき ・範囲指定したセルのフォントを太字にしたい これらをしたい時など複数のセルを対象に選択して、そのセルに対して上記の操作を行いますよね。 セルの位置を指定するというのが分からない方は以下のページで詳しく解説していますので、まずはそちらをご覧ください。A1~C5セルを選択する
今回の目標:A1~C5セルを範囲選択する

ここから実践
1.開発タブのvisual Basic Editorをクリックしましょう (Alt + F11のショートカットでも表示させられます) 開発タブが表示されていない方は【Excel VBA超初心者】~開発環境の準備~を参考にしてください 2.メニューバーの挿入タブをクリックしましょう 3.挿入メニュー内の標準モジュールをクリックしましょう 4.エディターの1行目にSub 範囲選択()と入力し、入力が完了したらエンターを押しましょう 5.ここまではダイアログボックスの回でもやったので問題ないですね 6.2行目に Range(“A1:C5”).Select と入力してください 7.入力が完了したらエンターキーを押してください 8.入力が完了したらツールバーの再生ボタン「▶」をクリックしてください 再生ボタンはメニューバーの「挿入」の右斜め下にあります。 (見つけられない場合はショートカットキーのF5キーで実行してください 9.A1~C5セルが範囲選択されていれば成功です 10.セルを範囲選択するのは以上です!解説
Excel VBAのSelectとは、指定したセルの位置をアクティブにするということです。 アクティブというのは選択されているセルを編集できる状態ということです。 今回はA1~C5セルをアクティブにするよ、とRange(“A1:C5”)を使って明示的に命令を出しているということになります。Cellsではできない?
結論から言うとCellsでもできなくはないが向いていない、です。 ただしCellsは単一セルに対して命令することがほとんどのプログラムなので範囲指定をするには向いていません。 ですので、Cellsで範囲指定をしたい場合はVBA入門者や初心者のうちはあきらめてください。 慣れてくれば使えるのですが、Range()と組み合わせての命令になるので非常に複雑になってきます。 例を載せておきますが複雑なので、混乱してしまう可能性があるので詳しくは解説しません。ソースコード
Sub Cellsで範囲指定() Range(Cells(1, 1), Cells(5, 2)).Select End Sub
解説
Cellsで範囲指定する方法はRange()の中に始点と終点の位置を指定して、範囲を選択するという方法になります。 Cells(1, 1)でA1セルを指定し、 Cells(5, 2)でB5セルまでを指定して その範囲を選択したという方法です。■今回はここまで■
今回のコード一覧
自分でコードを書いてエラーが発生してしまったら、以下のコードと比較してエラーを解消しましょう。 ※半角スペースが「=」の前後に入っているので注意してくださいSub 範囲選択() Range(“A1:C5”).Select End Sub |
エラーの場所がわからない
どうしてもエラー箇所が分からないという方がいましたら、2つのテキストの差異を視覚的に教えてくれるWinMergeというソフトがあるので、それを使って上記のコードと自身が書いたコードを比較してみることをお勧めします。 WinMerge:WinMerge - You will see the difference…
WinMergeは、オープンソースのWindows用比較・マージツールです。WinMergeは、フォルダとファイル両方が比較でき、理解しやすく扱いやすいテキスト形式で差異をビジュアルに表現します。
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